沖縄県主催アクセラレータープログラム「Boost Up OKINAWA2025」に採択されました
- naho yoshimura
- 7月17日
- 読了時間: 4分
沖縄の美しい自然を守りながら、エネルギーの自立を果たす未来へ一歩
世界初のフュージョンエネルギー実用化に向け、ヘリカル型核融合炉を開発するHelical Fusionは、沖縄の産業活性化・地域課題解決を目指し、沖縄県でのスタートアップの急成長を支援するプログラム「Boost Up OKINAWA2025」(主催:沖縄県、運営:eiiconおよび地域パートナー琉球ミライ株式会社)に、採択されたことをお知らせします。
沖縄県内および全国から100件(法人/個人)の応募の中から厳正な書類選考・面談選考を経て9社が選出されたこのプログラムでは、約半年にわたり、メンタリングやセミナー、ネットワーキングなどを含むインキュベーションプログラムを通し、沖縄に根差した成長支援が行われます。

Boost Up Okinawaのロゴ、コンセプトイメージ
「Boost Up OKINAWA2025」とは
いま沖縄県の抱える重点課題「サーキュラーエコノミー・観光・エネルギー・ヘルスケア」の4領域でJカーブを描きグローバルを目指すスタートアップ企業をALL沖縄が応援するスタートアップ アクセラレーションプログラムです。沖縄と全国のスタートアップ企業を対象に、メンタリングやネットワーキングなどにより沖縄地域に根ざした伴走支援を実施し、沖縄での起業・PoC・事業化と、沖縄の産業活性化・地域課題解決を目指しています。沖縄県を取り巻く環境は、経済のグローバル化や産業構造の変化等により、これまで以上に変動の激しい渦中にあり、革新的な技術やビジネスモデルで新しい価値を生み出すスタートアップは、イノベーションの担い手として期待されています。
本プログラムでは、エネルギーの領域において、「沖縄県では本島・離島を問わず、電力を本土など域外に依存しており、災害時の供給不安やエネルギーコストの高さが顕在化していること」が課題として掲げられています。そのテーマに取り組むスタートアップとして、Helical Fusionが採択されました。
参考:採択時プレスリリース
沖縄でキックオフイベントに登壇
プログラム参加者が一同に会するキックオフイベントが、2025年7月11日から開催された「スタートアップ×万国津梁×音楽・カルチャー」をテーマに掲げる、沖縄・コザ発の都市型カンファレンス&フェスティバル「KOZAROCKS」の会場で開催されました。Helical Fusion共同創業者、取締役、副CTOの後藤 拓也がスタートアップピッチに登壇し、フュージョンエネルギー開発の意義や本プログラムへの期待を語りました。
Helical Fusion 代表取締役CEO 田口昂哉のコメント

2013年に初めて沖縄を訪れてから、美しい自然や島の方々の人柄に魅了され、沖縄の大ファンになりました。日本は島国であり、大きな離島と捉えることができます。その意味で、日本が沖縄から学ぶべきことはたくさんあり、それゆえ沖縄から先進的な取り組みを始めることで、日本のロールモデルになることも可能だと考えています。
だからこそ、主催者様が掲げられているエネルギー分野への危機意識に深く共感しました。
本プログラムを通し、沖縄のみなさんと一緒に、美しい自然を守りながら、エネルギーの自立を果たす未来へ踏み出したいと思っています。
フュージョンエネルギー開発の意義
世界の人口は2050年までに約17億人増加すると予測され、生成AIの普及も背景とした世界的な電力需要の急増に対し、既存発電方法のみで応えることは厳しい見通しです。フュージョンエネルギーは、太陽の輝きと同じ原理を使ったクリーンで効率性の高い発電方法であり、海水等から豊富に採取可能な燃料を用いることからも、世界的な課題を抜本的に解決する技術として期待されています。核融合プラント建設および電力市場は2050年までに世界で年間5500億ドル規模にまで成長するとの試算もあり、今後自動車産業のように日本が世界をリードする巨大産業を創出できる可能性がある一方、国際的な開発競争も激化しています。
日本から世界のエネルギー産業をリードできる唯一の技術「ヘリカル方式」
Helical Fusionが開発する「ヘリカル型核融合炉」は、岐阜県にある世界有数の核融合の国立専門研究機関「核融合科学研究所」をはじめ、日本で約70年にわたって蓄積されてきた研究の知見を引き継ぐものであり、プラズマ研究・炉設計と工学研究成果の両面から、実用化に最も近い技術です。
核融合炉を発電所として商用利用するためには、核融合反応を起こすことはもちろん、①定常運転(24時間365日運転可能な安定性)、②正味発電(外部へ十分にエネルギーを出せる)、③保守性(短期間で効率的なメンテナンス)という「商用核融合炉の三要件」をすべて満たす必要があります。現在、トカマク方式やレーザー方式をはじめとして、世界中で複数の方式を開発する50以上のプロジェクトがありますが、この三要件を「今ある技術」で実現可能な方式は、唯一「ヘリカル方式」を用いるヘリカル型核融合炉のみです。
Helical Fusionは、世界初の「商用核融合炉の三要件」を満たす核融合炉を2030年代に実現、世界に先駆けて商用化してゆくことで、真に持続可能で高効率なエネルギー源の実用化を目指しています。
以上









