top of page

News

液体窒素冷却試験に成功、基幹部品である「高温超伝導マグネット」開発が最終段階へ

  • 執筆者の写真: naho yoshimura
    naho yoshimura
  • 7月28日
  • 読了時間: 2分

2025年7月25日、Helical Fusionは、世界初の核融合による実用発電の達成に向けた要素技術「高温超伝導マグネット」の開発において、最終段階と言える試験のスタートを切りました。


2024年2月に実施し成功を収めた第1段階の試験に続き、「ダブルパンケーキコイル」と呼ばれる、細長いケーブルを円盤上に巻いたコイルを用いた試験を行います。

7月25日、核融合科学研究所(NIFS)の設備において、予備試験として位置付けられる液体窒素による冷却試験を実施しました。試験用のコイルを77K(-196℃)まで冷却し、コイルが超伝導状態になることを確認、今後予定する高磁場・大電流による試験の準備が整いました。

本試験では、核融合炉運転時の負荷を想定した条件下で、コイルの電気的性能や耐久性などを評価します。


本試験が成功すれば、統合実証装置「Helix HARUKA」を作り、ブランケットなど他の機関技術も合わせた最終試験に進むことができます。


Helical Fusion独自の高温超伝導マグネットは、高い性能を追求するだけでなく、「製作性」を重視して設計されています。これは、将来的にコンパクトかつ効率的な核融合炉を実現する上で欠かせない要素です。

当社は引き続き、Helix Programの中核技術である高温超伝導マグネット開発を着実に進め、商用利用可能なフュージョンエネルギープラントの実現へ邁進してまいります。


試験用のダブルパンケーキコイルを液体窒素で77Kまで冷却、超伝導状態を達成しました
試験用のダブルパンケーキコイルを液体窒素で77Kまで冷却、超伝導状態を達成しました
試験は、核融合科学研究所の超伝導マグネット研究棟で、共同研究チームによって実施されました。
試験は、核融合科学研究所の超伝導マグネット研究棟で、共同研究チームによって実施されました。

試験に使用したダブルパンケーキコイル。独自設計のケーブルを、平面で巻いたものが二段重なっています。金属技研社に製作・納品いただきました。
試験に使用したダブルパンケーキコイル。独自設計のケーブルを、平面で巻いたものが二段重なっています。金属技研社に製作・納品いただきました。

 
 
bottom of page