米核融合産業団体Fusion Industry AssociationがHelical Fusionの研究拠点を訪問しました
- naho yoshimura
- 13 分前
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2025年7月10日、岐阜の核融合科学研究所内にあるHelical Fusion専用スペースで、アメリカの核融合産業団体Fusion Industry Association(FIA)よりCaroline Anderson氏の訪問を受けました。
Helical Fusionの研究拠点では、約70年の研究開発の知見、数千億円におよぶ国家的投資の成果であるヘリカル型核融合炉に関するプラズマ物理と炉工学の知見を活かし、商用化に向けた最終段階に取り組んでいます。
訪問時には、当社がHelix Programの中核テーマとして開発を進める高温超伝導(HTS)コイルの試験が進行中でした。
また、NIFSが保有する世界最大級のプラズマ実験装置「大型ヘリカル装置(LHD)」を見学し、最終実験キャンペーンを目前に控えたその姿を間近にご覧いただきました。
国立研究所からスピンアウトした核融合企業は世界的にも稀有な存在です。今回の交流は、堅固な基礎研究の蓄積の重要性、パブリック・プライベート・パートナーシップの在り方、そして商用化を可能にするサプライチェーン強化の必要性をグローバルな観点から議論し、改めて確認する機会となりました。

📸HTSコイル試験中のラボでの集合写真 — 左から:Helical Fusion Co-Founder & CTO 宮澤、FIA Caroline氏、COO 久保、科学顧問 相良教授